樹木の描き方(その2)桜と梅の描き方


 桜や梅はなんといってもスケッチ心をくすぐる素材です。花を眺めながら筆を走らせていると心が洗われる気分になり、時の経つのも忘れてしまうほどです。

 しかしまた、多くのスケッチ愛好家から「桜を描きたいがうまく描けない」という悩みも耳にします。ここで紹介する表現方法がそんな方の一助となれば幸いです。

 桜や梅の花などを描く画材として、私の場合は主としてパーマネントローズを使います。他の色では桜や梅の表現は難しいので、是非参考にしてください。

 また、白の部分を強調したい場合は、修正液や不透明水彩を使用します。但し、修正液を多用すると違和感が生じるので注意が必要です。
桜 (桜の描き方)
桜は柔らかなボリューム感を表現したいので、存在感は幹の部分でしっかり出す。

@幹はペンで形取り、全体は淡いピンクで形作る。
A花と幹、枝のそれぞれに少し濃いめの色を置く。枝は見える部分だけ描く。
B花と幹の陰の部分の色付けをする。
C桜の幹特有の樺を表現し、花はBよりもやや濃いピンクと、さらに陰の部分を描く。
 但し、花の色をあまり強く塗らないことが大事。さらに空を入れ、存在感を出す。

梅 (梅の描き方)
桜同様、柔らかな質感を大切にしながら描く。

@梅の特徴的な枝ぶりをペンで形取り、花の明るい部分をおおまかに彩色する。
A花の色を@よりやや濃いめにし、下の葉などを描き込む。
B幹と花それぞれの陰の部分を色付けする。
C白い花の部分は不透明水彩か修正液で表現する。空を入れ、存在感を出す。



春の井の頭公園(東京・三鷹市)

桜を透明水彩で描く場合はいかに白地を残すかがポイントになるがポイントになるが、
白い部分を上手く残して桜のピンク色(この作品ではパーマネントローズを使用)を
画用紙に丁寧に置いておくと良いと思う。

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